行政保健師の具体的な職務内容

ここでは、保健師の1つの分類である「行政保健師」の具体的な職務内容をご紹介します。
「行政保健師」は、さらに2つに分類することが可能です。1つ目が保健所保健師、2つ目が市町村保健師です。その働く場所によって分類され、呼び方が異なってきます。では、1つ目の保健所での職務内容をみてみましょう。保健所の主な役割としては地域住民の公衆衛生や健康の管理となっており、それに関わった職務内容となってきます。保健所が管轄している市町村の健康問題を把握し、それをもとに計画書を作成し、活動していくことになります。具体的な活動は、インフルエンザやO-157などの感染症の対策や精神障害者やエイズ感染者、難病患者、結核患者などの自宅訪問と保健サービスの提供をはじめ、保健関係者対象の研修を企画、運営したりもします。次に市町村での具体的な職務内容です。市町村保健センターや高齢者福祉課に所属し、乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層の地域住民を対象として生活や健康、福祉について相談できる身近な存在として職務に従事します。具体的には、乳幼児や寝たきりのお年寄りの家庭訪問や成人に対する生活習慣病の予防教室などがその一例になります。

3種類に分類することができる保健師

保健師の職務の特徴としては、「病気の予防」や「健康増進」など「予防」を目的として従事していくことになります。ここでは、その分類とその具体的な職務内容についてみていきましょう。
保健師は働く場所によって3種類に分類することが可能ですが、場所が異なるだけでその仕事内容はほとんど一緒となります。1つ目の種類が「行政保健師」です。これは、保健所や市町村に所属し、その場所で従事する者をいいます。市町村で所属する人の中には医療費の削減などを目的とした国民健康保険に関する業務をしていた者もいましたが、1978年に市町村の担当と統合されています。2つ目が「産業保健師」です。これは、一般企業なとに所属し、その企業などで働く労働者の健康管理や健康増進を担っています。3つ目が「学校保健師」です。大学に所属し、大学に通う学生やそこ勤務する教員の健康維持や健康増進にあたっています。また、小学校、中学校、高等学校に所属している場合は養護教諭と呼ばれます。養護教諭の場合でも職務内容は同様となります。